1948-07-01 第2回国会 衆議院 文化委員会 第18号 当社の本殿は総けやきづくり、八つむね屋根、ひのき皮ぶきの建築物でありまして、この工事に用いたる経費と人員は、今日においてもちよつと見当のつきかねるものであります。その建築物は、屋根裏下より土台まで、全面彫刻をもつて充満しておる大藝術品であります。なかんずく正面の大彫刻は、名匠とうたわれます左甚五郎の作品よりも、はるかに優秀であると感嘆する藝術家は、あえて國米氏のみではありません。 稻田直道